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革製品のカビ判断と再発防止

革製品のカビは、表面の白い点だけで済む場合と、縫い目、内装、靴の中まで湿気が残っている場合で対応が変わります。

このページでは、家庭で触れる範囲、触らないほうがよい素材、モールドクリーナーを使う前の確認、再発防止用品の選び方を分けて説明します。

最初にカビの範囲を分ける

革製品にカビが出たら、最初に範囲と場所を確認します。

表面に白い点が少し出ているだけなら、家庭で応急処置できる場合があります。

しかし、縫い目、内装、裏地、靴の中まで広がっている場合は、表面だけ拭いても湿気と汚れが残ることがあります。

黒ずみがある、においが強い、同じ場所に戻る場合も、家庭でこすり続ける状態ではありません。

カビを見つけた時点では、クリームやオイルを足さないでください。

油分を重ねると、表面の汚れを抱き込み、再発の原因を残すことがあります。

 

家庭で触れる状態

家庭で触れるのは、スムースレザーの表面に小さく出た白いカビに限ります。

作業は換気できる場所で行い、他の革製品や衣類から離します。

乾いた布で押さえるように取り、同じ布を別の場所へ使い回しません。

ブラシを使う場合も、強くこすらず、表面に残った粉を動かす程度にします。

使った布や紙は、保管箱に戻さず処分します。

作業後は、風通しのよい日陰で乾かします。

 

素材別に中止する条件

起毛革、ヌメ革、淡い色の革、エナメル革は、拭き取りや薬剤で跡が残りやすい素材です。

起毛革は毛の間にカビや汚れが入り、こすると毛が寝たり色が抜けたりします。

ヌメ革や淡い色の革は、水分や薬剤の境目が残りやすく、カビ跡より処置跡のほうが目立つことがあります。

エナメル革や樹脂コーティングの革は、表面の変化とカビを見分けにくい場合があります。

素材が分からない場合は、家庭で薬剤を使う前に専門店へ相談します。

素材ごとの判断は、革の素材別ケア早見表でも確認できます。

 

モールドクリーナーを使う前の確認

モールドクリーナーやカビ用ミストは、革製品向けの表示があるものを選びます。

家庭用のカビ取り剤や漂白剤は、革の色、油分、表面加工を傷めることがあります。

使う前には、対象素材、使えない革、換気、乾燥時間、スプレー後の拭き取り有無を確認します。

目立たない場所で試し、色が濃くなる、白く残る、表面が荒れる場合は使いません。

商品説明に「カビ防止」とあっても、「内部まで残ったカビを家庭で処理できる」という意味ではありません。

広がったカビや再発するカビは、革製品クリーニングの依頼判断へ進んでください。

 

小さなカビの処置手順

最初に、表面の粉状のカビを乾いた布で軽く取ります。

次に、革製品向けのカビ対策用品を使う場合は、目立たない場所で試します。

問題がなければ、商品表示の距離と量を守って薄く使います。

濡らしすぎると輪ジミになるため、一度に広い範囲へ吹き付けません。

乾いた後に、乾拭きやブラッシングで表面を整えます。

この段階で色抜け、硬さ、においが残る場合は、保湿で隠そうとせず専門店へ相談します。

 

保管環境を直す用品

カビは、汚れ、湿気、空気の動きにくさが重なると戻りやすくなります。

処置後は、箱、布袋、靴箱、クローゼットの湿気を見直します。

革製品をビニール袋に入れたまま保管すると、湿気が逃げにくくなります。

靴には乾燥剤やシューキーパーを使い、履いた直後の湿気を抜いてから収納します。

バッグや財布は、中身を抜き、形を保てる程度に詰め物をして、密着しないように置きます。

保管用品の見直しは、お手入れ用品の保管と買い替え判断シューキーパーの選び方と使い方も参考になります。

 

口コミと商品説明を見るときの注意

カビ対策用品のレビューは、革の種類、カビの範囲、保管環境がそろっていないため、点数だけでは判断しません。

見るべきなのは、使った革がスムースレザーか起毛革か、白いカビか黒ずみか、においが残ったか、乾燥後に色が変わったかです。

スプレー用品では、容量、使える素材、乾燥時間、換気の注意も確認します。

乾燥剤では、靴用か収納用か、繰り返し使えるか、乾かし直す方法を見ます。

口コミでよい結果が多くても、広い範囲のカビや内装のカビまで家庭で処置できる根拠にはなりません。

 

商品カードを見る前の確認

商品カードを見る前に、買う用品の役割を分けます。

白いクロスや使い捨ての紙は、表面の粉状のカビを移し取るために使います。

色柄の濃い布は色移りの確認がしにくく、使った布を別の革製品へ回すとカビを広げるおそれがあります。

モールドクリーナーやカビ用ミストは、対象素材、使えない革、容量、噴射の形、換気、乾燥時間を見ます。

商品説明が「カビ除去」や「防カビ」を掲げていても、黒ずみ、におい、内装のカビまで消せる意味ではありません。

ブラシは、乾いた粉を落とす段階や乾燥後に表面を整える段階で使います。

湿ったカビを室内で強く払うと、周囲の衣類や保管用品へ移るおそれがあります。

乾燥剤や収納用品は、処置後の再発を減らすための道具です。

出ているカビそのものを乾燥剤だけで処置できるわけではありません。

 

買わない判断

次の状態では、新しいクリーナーを買い足す前に専門店へ相談します。

カビが広い、黒ずみが残る、においが強い、同じ場所に戻る場合は、表面の拭き取りだけでは原因が残っている可能性があります。

靴の中、バッグの内装、財布の縫い目、金具の裏へ入ったカビは、家庭で薬剤を届かせにくい場所です。

起毛革、ヌメ革、淡い色の革、エナメル革、高価な革製品は、処置跡が残ると修理の選択肢が狭くなる場合があります。

同じクローゼットの複数の革製品にカビがある場合は、用品選びより保管環境の見直しが先です。

作業中に不安がある場合や、カビを吸い込むことが気になる場合も、家庭で続ける状態ではありません。

 

カビ対策用品の価格と内容を確認する

対象素材、使える革、容量、換気の注意、在庫、配送条件は販売ページで確認してください。

 

専門店へ相談する状態

カビが広範囲にある、黒ずみが残る、においが強い、再発を繰り返す場合は専門店へ相談します。

革靴の中、バッグの内装、財布の縫い目に入ったカビは、表面だけの処置では残ることがあります。

高価な革製品、淡い色の革、起毛革、ヌメ革は、家庭で薬剤を重ねるほど修復の選択肢が狭くなる場合があります。

相談時には、素材、カビが出た場所、保管状況、これまで使った用品を伝えます。

修理か買い替えか迷う状態は、革製品を修理へ出す状態と買い替える状態で確認できます。

 

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