革靴の種類を比較

革靴の種類は、製法、形、装飾、紐の有無を分けると、用途との関係を判断しやすくなります。

革靴は製法と形を分けて見る

革靴の種類は、製法による分類と形による分類を分けて確認します。

製法は履き心地、重さ、修理しやすさ、雨への強さに関わります。

形は、冠婚葬祭、仕事、休日のどこで使いやすいかに関わります。

 

製法による分類

グッドイヤーウェルト製法:アッパーと底をウェルトを介して縫い合わせる製法です。

重量は出やすいものの、底の交換を前提にしやすく、手入れと修理を続けて履く革靴に向きます。

マッケイ製法:アッパーとソールを直接縫い合わせる製法です。

軽くすっきりした見た目になりやすい一方で、底の縫い目から水が入りやすいことがあります。

ステッチダウン製法:アッパーの端を外側へ広げ、底へ縫い付ける製法です。

ワークシューズやカジュアル靴で見られ、丈夫さや水への強さを重視する靴に使われます。

セメント製法:アッパーとソールを接着剤で貼り合わせる製法です。

軽量で価格を抑えやすい反面、底全体を交換して長く履く前提には向かない製品もあります。

 

つま先の意匠

ストレートチップつま先に横一文字の切り替えがある靴です。

黒の内羽根式であれば、冠婚葬祭やビジネスで使いやすい形です。

プレーントゥつま先に切り替えや飾りが少ない靴です。

装飾が少ないため、仕事用から休日用まで幅広く使えます。

ウィングチップつま先に翼のような切り替えと穴飾りが入る靴です。

装飾が強く出るため、フォーマルよりもジャケットや休日の装いに合わせやすい形です。

Uチップ甲の部分にU字状の切り替えや縫い目がある靴です。

丸みが出やすく、仕事用でも少し柔らかい印象になります。

 

紐と留め具の違い

内羽根式:羽根が甲の内側へ収まる構造です。

見た目が端正になりやすく、式典や堅い仕事用に向きます。

外羽根式:羽根が甲の外側へ開く構造です。

甲の調整がしやすく、歩く時間が長い仕事用や日常使いに向きます。

モンクストラップ紐ではなくベルトと金具で留める靴です。

紐靴より装飾性があり、仕事用でも少し個性を出しやすい形です。

ローファー紐を使わずに足を入れる靴です。

着脱しやすい一方で、冠婚葬祭や堅い場には向かない場合があります。

 

礼装で使う靴

オペラパンプス夜の礼装に合わせる靴です。

日常のビジネス靴とは使う場面が違うため、必要な場面がある人だけ確認します。

一般的な冠婚葬祭用を選ぶ場合は、黒の内羽根式ストレートチップを先に検討します。

 

選び方へ戻る

種類名を覚えるだけでは、履く場面に合う靴は選べません。

用途、サイズ、革の仕上げ、修理しやすさを合わせて確認する場合は、革靴の選び方へ戻ります。

手入れの手順は、革靴ケアの手順で確認できます。

 

Leather Category

革製品取り扱いガイドでは、革製品のお手入れ方法や革製品の種類、皮革の加工法、革製品の有名ブランドの紹介を行っていきます。