皮革ブラシの使い方や革のお手入れ方法

革用ブラシは、革の手入れで最初に使う道具です。ほこりを落とすだけでなく、クリームをなじませ、起毛革の毛並みを整える役割もあります。

ブラシは塗る前に使う道具

革製品の手入れでは、クリームやオイルを塗る前にブラッシングをします。

表面にほこりや砂が残っていると、布やスポンジでこすったときに細かな傷が入りやすくなるからです。

日常の手入れなら、乾いた状態で軽くブラシをかけるだけでも見た目は整います。

革の表面に汚れをためないことが、クリーナーや強い処置に頼る頻度を減らします。

 

スムースレザー用のブラシ

スムースレザーには、やわらかい馬毛ブラシが使いやすい道具です。

財布、バッグ、革靴、革ジャンの表面についたほこりを落とす用途に向きます。

毛先を押しつけるのではなく、革の表面を払うように動かします。

靴のコバや縫い目の周辺は汚れが残りやすいため、向きを変えながら軽くかけます。

強くこすると、ほこりを落とすより表面を摩耗させる作業になってしまいます。

 

クリーム用と仕上げ用を分ける

乳化性クリームを塗った後のなじませには、少しコシのある豚毛ブラシが使われます。

ただし、クリーム用に使ったブラシは毛に油分や色が残ります。

そのブラシをほこり落としに使うと、別の革へ色や油分を移すことがあります。

そのため、ほこり落とし用、無色クリーム用、黒や茶など色付きクリーム用は分けておくと安心です。

色付きクリームを使う靴が複数ある場合は、黒用と茶系用だけでも分けると色移りを避けやすくなります。

 

起毛革用のブラシ

スエードやヌバックには、起毛革用のブラシを使います。

起毛革は毛の間にほこりが入りやすいため、毛並みを起こす方向と整える方向を使い分けます。

軽いほこりは天然毛やゴムブラシで落とし、固まった汚れには専用のブラシや皮革用消しゴムを使います。

金属ブラシを使う場合は、力を入れず、毛を起こす補助として短く動かします。

同じ場所を何度もこすると毛が切れたり、色が薄く見えたりします。

 

ブラシの保管と買い替え

使い終わったブラシは、毛に残ったほこりを払い、風通しのよい場所で保管します。

クリームが多く付いたブラシは、布で毛先を拭いてからしまいます。

毛が寝て戻らない、毛先が固まっている、色移りが強い場合は、用途を変えるか買い替えます。

高価なブラシを一つだけ用意するより、用途別に無理なく分けるほうが実用的です。

 

革用ブラシを探す

購入するときは、対象素材、毛の硬さ、持ち手の大きさを確認します。

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