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ヌメ革
ヌメ革とは、タンニンなめしを施しただけの、染色・塗装がされていない革のことをいいます。革そのものの風合い、味わいが魅力です。広義にはタンニンなめしで作られた牛革全般をヌメ革ということもあります。高い強度と長く使うほどなじんでくるという革製品の魅力を併せ持っています。 (写真はヌメ革に高い評価のあるBREE(独)のヌメ革財布) |
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ヌメ革の特徴
ヌメ革の特徴はその丈夫さです。素材自体は固いのですが、表面はやや傷がつきやすいですまた、太陽の光を浴びたり、素手で触ることで油がつくことで変色します。しかし、この傷や変色自体もヌメ革の風合いとして味わいが増す素材です。皮をタンニンなめしという方法でなめしただけの革を指します。独特の薄い茶褐色の色が特徴的です。
丈夫だが傷がつきやすい
ヌメ革はその加工法上、非常に丈夫です。少々荒い扱いをしても革自体が大きく損傷することはありません。しっかりとケアをしていれば数十年単位で使い続けることが可能です。一方、ヌメ革は表面加工がされていませんので、表面の傷はつきやすいです。爪があたったり、ちょっとこするだけで簡単に傷がついてしまいます。
使い続けることで、柔らかさ・色合い・艶がでてくる
ヌメ革は、タンニンなめしによりなめされていますので、当初は繊維がびっしりと並んでいるため、固くゴワゴワしています。しかし、使い続けることで繊維がほぐれてクッタリしてきます。また、色味は当初は淡い肌色をしていますが、使い込むごとに、革の中にある脂分が表面にでてきてアメ色に変わっていき艶もでてきます。
動物そのものの革だから革ごとに個性がある
ヌメ革は表面加工がされていない生の革です。そのため、革の元となった動物それぞれの個性が残っています。生きているときにできた傷痕(トラと呼びます)、血が通っていた痕(筋とよびます)などがこれにあたります。
水に特別弱いので水濡れに注意!
ヌメ革は表面になにも加工をされていないので、水に特別弱いことで知られています。特におろしたて当初は水に濡れるとすぐにシミになってしまうので、ある程度使い込んで表面がコーティングされるまでは雨の日には使わないようにしましょう。
ヌメ革のお手入れ
ヌメ革は革の表面に加工が施されていないため、水濡れなどによるシミがつきやすいのが特徴です。使い込んでおくと手の油や革自体から出る油により自然の保護膜ができますが、まっさらな状態のヌメ革はやや汚れやすいので、購入した後、ヌメ革専用のクリームを塗り日光浴させると、汚れがつきにくくなります。
ヌメ革の日光浴
ヌメ革は買った状態ですぐ使うのではなく、日光浴をさせることで、革の内部にある油分が染み出てきてコーティングされますので、汚れにくくなります。通常の革製品は日光にあてるのはNGなのですが、ヌメ革の場合は、最初のケアとして日光浴させましょう。
ヌメ革の日光浴で有名なのが、ヌメ革ブランドの「BREE(ブリー)」ですね。こちらでは、およそ1ヶ月の日光浴を推奨しています。
ヌメ革のおすすめお手入れグッズ
ヌメ革は革に染色等がされていないのでしみになりやすいです。そのため、普段のお手入れでもお手入れ用のクリームなどがシミの原因になることがあります。汚れおとしなどのヌメ革のお手入れには「デリケートクリーム」がオススメです。
また、ヌメ革専用のクリームもあるのでこの辺りを利用するのもお勧めです。
天然ワックスがヌメ革をやさしく保護してくれます。また、UVカットで急激な滑川の色変化を予防してくれます。
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