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タンニンなめし / なめし(鞣し)とは
タンニンなめしとは、皮革のなめし方法の中でももっとも伝統的な方法です。「渋なめし」「植物なめし」とも呼ばれる皮をなめす方法で、植物に含まれている「渋(タンニン)」には、皮に含まれているコラーゲン成分を結合させる働きがあります。このため、タンニンなめしをすることで、皮の繊維組織を固くして、性質を安定させる効果があります。
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タンニンなめしの方法と特徴
タンニンなめしでは、具体的に「タンニン」と呼ばれる物質をつかったなめし方法ではなく、革をなめす性質(コラーゲンを結合させる性質をもつ物質)をタンニンと呼びます。
最近では、植物性以外の天然有機物、有機工業薬品により合成された合成タンニンによるなめしもあります。ちなみに、こうした合成タンニンによるなめしと従来のなめし方法を区別するために従来方法を「植物タンニンなめし」と呼ぶこともあります。
タンニンなめしの特徴は、革の組成に対して直接働きかけるため、タンニンなめしを施した革は革の形状に変化が少なくなり、素材自体を非常に丈夫にします。一方で、コラーゲンの結合により伸縮性が失われてしまい、革が硬くなってしまうというデメリットがあります。しかし、こうしたデメリットも長く使うことで革が自分になじんでくるといわれるように、そのもの自体が革製品の魅力として取られられることも多いです。
タンニンなめしを行った革で染色・表面加工をおこなっていない革のことを「ヌメ革」と呼びます。
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