革の素材別ケア早見表

スムースレザー、起毛革、ヌメ革、エナメル革、爬虫類革、合成皮革の手入れを、使える用品と避けたい処置に分けて確認します。

素材が違えば手入れも変わる

革製品の手入れは、最初に素材を確認します。

同じ財布や靴でも、スムースレザー、起毛革、ヌメ革では使える用品が変わります。

素材がわからないままクリームやスプレーを使うと、色の濃化、輪ジミ、毛並みのつぶれが起きることがあります。

 

スムースレザー

スムースレザーは、表面がなめらかな革です。

日常は革用ブラシと乾拭きでほこりを落とします。

乾燥が見えるときは、乳化性クリームを薄く使います。

汚れが残る場合だけ、皮革用クリーナーを目立たない場所で試してから使います。

 

起毛革

起毛革は、スエードやヌバックのように表面が毛羽立った革です。

基本は起毛革用ブラシで毛並みを整える手入れです。

通常のクリームやオイルを塗ると、毛が寝てシミのように見えることがあります。

保護や補色には、起毛革用スプレーを換気できる場所で使います。

 

ヌメ革と淡い色の革

ヌメ革と淡い色の革は、水分や油分で色が変わりやすい素材です。

購入直後から色の変化が出やすいため、強いクリーナーやオイルを急に使う処置は避けます。

汚れを落としたい場合も、乾拭きと軽いブラッシングから始めます。

クリームを使う場合は、目立たない場所で色の変化を見てから、少量だけ使います。

 

エナメル革

エナメル革は、表面に光沢のあるコーティングを持つ革です。

通常の革用クリームやオイルは、表面に残ってくもりやベタつきになることがあります。

乾いた柔らかい布で拭き、必要な場合はエナメル革用の用品を使います。

色移りやくもりは家庭で戻しにくいため、保管時に他の素材と密着させないことも大切です。

 

爬虫類革と特殊素材

ワニ革、トカゲ革、ヘビ革などは、うろこや表面の仕上げに合わせた手入れが必要です。

一般的なクリーナーやオイルで表面の光沢が変わることがあります。

乾拭きと柔らかいブラシで整え、用品を使う場合は対象素材に明記されたものを選びます。

高額品や希少素材は、自己判断で水拭きや洗浄をしないほうが失敗を避けやすくなります。

 

合成皮革と人工皮革

合成皮革と人工皮革は、天然皮革と同じ保湿を必要としません。

革用オイルやクリームを塗っても、樹脂の劣化を戻すことはできません。

表面の汚れは、素材表示に従って柔らかい布で拭き取ります。

はがれ、ベタつき、ひび割れが出た場合は、補修より買い替えや部品交換の判断になることが多くなります。

 

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革製品取り扱いガイドでは、革製品のお手入れ方法や革製品の種類、皮革の加工法、革製品の有名ブランドの紹介を行っていきます。